KODAI KITA

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FUGAKU HYAKKEI

FUGAKU HYAKKEI

「富士には月見草がよく似合ふ」
太宰治『富嶽百景』の一節から着想を得て、雄大な富士山と可憐な月見草の花を対比させた。
今となっては著者がどんな心境でどういった意図でそう書いたのか知る由も無いが、身近なものと遠くのものとを結ぶもの、あるいはその間にある距離や空間を想起させるものとして提示した。
物事にはいろんな見方があり、視点を変えることで様々な解釈・表情を読み取ることができる。
俯瞰的な視点から描いた富士は、床に置いてみると、まるで花が咲いているように見えた。

会期:2014年6月8日(日)-6月15日(日)

会場:ギャラリー昨明