Sigue las olas
日本とメキシコの交流の起源とされる房総半島の御宿海岸とメキシコのアカプルコ(太平洋沿岸の港町)でリサーチした素材をもとに制作した映像作品。
約400年前、太平洋を横断した先人の足跡を二つの海岸の波模様をトレースしながら辿っていく。御宿からほど近くにある市原市月出の土の上に描かれたトレースの線が交差するとき、歴史や海の向こう側、他者との出会いについて考えを巡らせる。
−「西暦1609年、メキシコの帆船が航海の途中で嵐に逢い御宿海岸に座礁した。御宿の村民たちが彼らを救出し船も新しく作らせて 無事にメキシコに帰還することができた。そのことがきっかけで日本とメキシコの交流が始まったと言われている。」